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速習講座 伝送交換設備及び設備管理(コース番号:111024)
電気通信主任技術者試験の共通科目「伝送交換設備及び設備管理」の受験に必要な実力を養成する講習会です。
本科目は出題範囲が極めて広範囲にわたります。 そのため独学での取り組みでは学習のポイントがずれがちです。本講習会のカリキュラムは、過去問データ ベースの分析により、ポイントを効率的に絞り込んでいます。 本講習会を受験すれば、基礎知識の習得だけでなく、効率的な 自己学習のための方向付けもできます。
本講習会の位置付けについては、電気通信主任技術者試験受験対策 コース体系をご覧ください。
コース番号 | 110016 |
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コース名 | 電気通信主任技術者試験 受験対策 速習講座 伝送交換設備及び設備管理 |
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受講料 | 70,000円(税抜) 52,500円(税抜)【早期割り引き価格】 2021年(令和3年)1月まではお申込み時期に関わらず 早期割引価格にてご提供します。 |
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期間 | 2日間 |
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対象者 | 伝送交換主任技術者試験を受験される方 |
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主な内容 |
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開催予定 |
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関連 コース |
模擬試験による直前対策を行います。 過去問ベースの模擬試験と解答解説の繰り返しにより、受験直前の総仕上げを図ります。 直前対策講座を速習講座と併せてご受講いただくと、さらに学習効果を高められます。 速習講座を受講する時間のないお客さまに向けた集中コースです。 信頼性計算の問題対策に特化して、弱点克服を図ります。 知識習得には自信があっても計算問題対策に不安が残るお客さまに、最適のコースです。 |
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備考 |
お申し込み機会が限られているお客さま向けに、複数の講習会を同時にお申し込みできる セットメニューもご用意しております。 2014年(平成26年)版テキストは、 日本理工出版会より刊行されています。 |
その答えは、YesでもありNoでもあります。合否の分かれ道は、過去問への取り組み方です。 「伝送交換設備及び設備管理」の出題は、過去問がそのままではなく、捻りを入れてくるケースが多くあります。 特に長文問題では、その傾向が顕著です。そのため、答えを丸覚えするだけは、出題の変化に対応しきれません。 さらに新しい分野の出題もあるため、過去問だけでの学習では、取りこぼしが許されなくなります。過去問を 覚える方式は、かなり危険の大きい学習法です。確実性を高めるためには、過去問に取り組む際に、問題文の 背景まで含めて深く理解することが求められます。
本コースならば、技術的な背景の理解を深め、変化する出題にも対応する力を養えます。
「伝送交換設備及び設備管理」では、IPネットワークやセキュリティの知識だけでなく、 交換技術や伝送技術の知識も求められます。交換技術や伝送技術は、市販本などの情報源が少なく、 独学は容易ではありません。
弊社の統計では、「伝送交換設備及び設備管理」における、 この5年間での交換関連と伝送関連の出題割合は10%程度です。 少ない割合ですが、100点満点のうちの10点と見れば、気軽に捨てられる点数では ありません。
本コースでは、出題実績に基づいて、学習するテーマを取捨選択しています。 そのため、点数につながやすい部分に注力した効率的な学習が可能です。
「伝送交換設備及び設備管理」では、必ず信頼性計算の出題があります。近年では、 2問の出題で、配点は6点です。指数や対数の計算が苦手で、信頼性計算の問題を切り捨てている受験者は 少なくはありません。 しかし、その一方で56点や58点で涙を飲んだ受験者も、少なくはありません。弊社の定期開催コースにも、 再チャレンジする受験者の方に参加いただいていますが、30~40点の惨敗ではなく、50~59点で惜敗されたケースが 圧倒的に多数です。信頼性計算のたった6点が、合否を決めることもあるのです。
計算問題は、苦手意識さえ克服できてしまえば、むしろ得点源にできます。本コースでは、 出題パターンをほぼ網羅するように例題を整備しています。また、解法についても 初心者が覚えやすく取り組みやすいスタイルを工夫しております。
また計算問題をゴールにすることで、 信頼性に関するレベルアップも図れます。弊社の統計では、この5年間での信頼性に関する出題割合は20%弱に達します。 信頼性の問題への踏み込んだ取り組みは、得点力を向上させる効果もあります。
専門的能力の「伝送」「交換」「データ通信」の3科目は、大問5つのうち、 3問が共通です。そして、共通の大問3問の範囲は、TCP/IPや情報セキュリティなど、深さに差があるものの、 「伝送交換設備及び設備管理」と大きく重なっています。
そのため、「伝送」または「交換」を選択される方は、「伝送交換設備及び設備管理」の学習から 始めると、自動的に「伝送」や「交換」の基礎を固めることになります。 また、「伝送」と「交換」のいずれを選択するかを迷われている場合も、 より有利な選択をするために、「伝送交換設備及び設備管理」の学習は効果的です。
なお弊社テキストは、「伝送」「交換」「伝送交換設備及び設備管理」の3科目が一冊となって おります。受講後の学習にお役に立てていただけます。
試験時間は、100分です。
「法規」と同時受験の場合は、合わせて180分となります。この場合は、「法規」の 解答作成を早くすませれば、余った時間を「伝送交換設備及び設備管理」の解答作成に使うこともできます。
「伝送交換設備及び設備管理」の大問は、問1から問5までの5問です。おおむね、問1と問2は伝送交換設備の概要、 問3と問4は伝送交換設備の設備管理、問5は情報セキュリティとなっています。
それぞれの大問の配点は、各20点です。小問の(1)は長文問題で、穴埋めのキーワードを選ぶ問題です。 (2)から(5)は正誤問題です。単純に正しい記述や誤った記述を選ぶ問題のほかに、A~Cの3つの文章の それぞれについて正誤を求める問題があります。正しい記述や誤った記述を選ぶ問題にくらべ、A~Cの 3つの文章の問題は、精度の高い知識が求められます。
下の表は、平成28年度第2回までの5年間の出題を、弊社テキストの章ごとに小問単位で分類したものです。 複数の章にまたがる場合は、より関係の深いほうへ分類しています。 なお、弊社の「伝送交換設備及び設備管理」向けテキストは、「伝送」と「交換」との3科目共通になって います。
章 | 分類 | 出題数 | 割合[%] |
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第1章 | 電気通信システム | 1 | 0.4 |
第2章 | 交換技術 | 5 | 2.0 |
第3章 | デジタル交換機 | 0 | 0.0 |
第4章 | 共通線信号方式 | 2 | 0.8 |
第5章 | トラヒック理論 | 0 | 0.0 |
第6章 | 伝送技術 | 7 | 2.8 |
第7章 | 光伝送 | 8 | 3.2 |
第8章 | 高速デジタル伝送技術 | 2 | 0.8 |
第9章 | 無線伝送 | 12 | 4.8 |
第10章 | ネットワーク技術 | 7 | 2.8 |
第11章 | TCP/IP | 19 | 7.6 |
第12章 | IP電話関連技術 | 18 | 7.2 |
第13章 | ネットワークサービス | 12 | 4.8 |
第14章 | 情報セキュリティ | 49 | 19.6 |
第15章 | 通信電力 | 18 | 7.2 |
第16章 | 設備管理 | 49 | 19.6 |
第17章 | 信頼性 | 41 | 16.4 |
合計 | 250 |
出題割合の経年変化は、ほとんど見られません。 多少の揺らぎはあるものの、方向性を示す変化は見られません。
この5年間の出題では、設備管理と信頼性だけで、1/3を越えます。情報セキュリティを加えると、55%を越えます。 これらにはJIS規格などの用語を問う問題がありますが、今までに出題されていなかった話題からの出題が目立ちます。 これらのテーマでは、ある程度の点数の取りこぼしは、予め想定するほうが無難です。
また、情報セキュリティは、ネットワークなどが背景の知識として必要になります。 見かけのパーセンテージで、ネットワーク関連を軽視することは危険です。
出題頻度第4位は、通信電力です。大半の受験者にとって、強電は関連が薄い分野です。 そのため学習効率のため通信電力を切り捨てるケースも見られます。 しかし、通信電力の切り捨ては、8点を捨てるのと同じことです。切り捨てる判断は、慎重に行うべきです。