法 規 |
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速習講座 伝送交換設備及び設備管理(コース番号:111024)
電気通信主任技術者試験の専門的能力 「交換」と共通科目「伝送交換設備及び設備管理」の受験に必要な実力を 養成する講習会です。
「伝送交換設備及び設備管理」は出題範囲が極めて広範囲に わたります。「交換」は出題範囲が広いだけでなく、交換分野の情報入手が 極めて困難となっている点が特徴です。本コースは重複部分が 多い2科目をまとめているため、独学では難しい部分を短期間で整理・習得し、受験準備を効率化できます。
本講習会の位置付けについては、電気通信主任技術者試験受験対策 コース体系をご覧ください。
コース番号 | 110272 |
コース名 | 電気通信主任技術者試験 受験対策
速習講座 |
受講料 | 105,000円(税抜) 78,750円(税抜)【早期割り引き価格】 |
期間 | 3日間 |
対象者 | 伝送交換主任技術者試験を受験される方 |
主な内容 |
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関連 コース |
● 直前対策講座
模擬試験による直前対策を行います。 過去問ベースの模擬試験と解答解説の繰り返しにより、受験直前の総仕上げを図ります。 直前対策講座を速習講座と併せてご受講いただくと、さらに学習効果を高められます。 ● 解答力養成講座
速習講座を受講する時間のないお客さまに向けた集中コースです。 計算問題対策に特化して、弱点克服を図ります。 知識習得には自信があっても計算問題対策に不安が残るお客さまに、最適のコースです。 |
備考 |
お申し込み機会が限られているお客さま向けに、複数の講習会を同時にお申し込みできる セットメニューもご用意しております。 本コースのテキストは、以下の3科目向けとなっています。
2014年(平成26年)版テキストは、 日本理工出版会より刊行されています。 |
その答えは、YesでもありNoでもあります。合否の分かれ道は、過去問への取り組み方です。「交換」や 「伝送交換設備及び設備管理」の出題は、過去問がそのままではなく、捻りを入れてくるケースが多くあります。 特に長文問題では、その傾向が顕著です。そのため、答えを丸覚えするだけは、出題の変化に対応しきれません。 さらに新しい分野の出題もあるため、過去問だけでの学習では、取りこぼしが許されなくなります。過去問を 覚える方式は、かなり危険の大きい学習法です。確実性を高めるためには、過去問に取り組む際に、 問題文の背景まで含めて深く理解することが求められます。
本コースならば、技術的な背景の理解を深め、過去問にない出題に対しても対応できる力を伸ばせます。
「交換」では、大問5問中、伝送技術に特化した話題は大問2問です。残り3問は、IPネットワークや 情報セキュリティをベースとする話題です。この部分は、「伝送交換設備及び設備管理」と大きく重なって います。そのため、この2つを切り離して学習すると、効率が低下します。
本コースでは、2科目同時に取り組むことにより、学習効率を向上させると同時に、 関連づけによる深い理解を図り、過去問にない出題に対しても対応できる力を養成する講習会です。
「交換」の出題において、交換技術に特化した大問2問の話題には、交換機や共通線信号方式が あります。これらの技術は、近い将来、電話網のIP化に伴い、役割を終える技術です。そのため情報源が非常に 少ないという制約があります。大型書店ではIP系の解説書が平積みになっていますが、交換機や共通線信号方式の 書籍は棚に置かれていないことすらあります。また、インターネット上の情報も、あまりありません。 交換の学習は、情報の入手に少なからぬ手間がかかります。 そのため学習を始めるまでに、大きな労力がかかってしまいます。
弊社テキストは、一歩踏み込んだ深い解説が特長です。弊社コースをご受講いただければ、 調査の労力を節約し、学習に専念できます。
「伝送交換設備及び設備管理」では、必ず信頼性計算の出題があります。近年では、 2問の出題で、配点は6点です。指数や対数の計算が苦手で、信頼性計算の問題を切り捨てている受験者は 少なくはありません。 しかし、その一方で56点や58点で涙を飲んだ受験者も、少なくはありません。弊社の定期開催コースにも、 再チャレンジする受験者の方に参加いただいていますが、不合格となったのは30~40点の惨敗ではなく、 50~59点で惜敗されたケースが圧倒的に多数です。信頼性計算のたった6点が、合否を決めることもあるのです。
また、「交換」では、ほぼ毎回、トラヒック理論の出題があります。そしてトラヒック理論でも、 計算問題が出題されます。トラヒック理論の計算問題は、指数も対数も必要なく、分数の計算だけで対応できます。 計算問題は、苦手意識さえ克服できてしまえば、むしろ得点源にできます。
本コースでは、 出題パターンをほぼ網羅するように例題を整備しています。また、解法についても 初心者が覚えやすく取り組みやすいスタイルを工夫しております。
また計算問題をゴールにすることで、 信頼性やトラヒック理論に関するレベルアップも図れます。弊社の統計では、この5年間での「伝送交換設備及び 設備管理」における信頼性に関する出題割合は20%弱に達します。信頼性の問題への踏み込んだ取り組みは、 得点力を向上させる効果もあります。
試験時間は、100分です。
「電気通信システム」と同時受験の場合は、合わせて180分となります。
「交換」の大問は、問1から問5までの5問です。問1は、交換の基本技術、共通線信号方式、トラヒック理論などが多く出題されます。 問2は、IP電話関連が大半です。問3は、アクセス網や広域網などが出題されます。問4は、 TCP/IPの話題が大半です。問5は、情報セキュリティが多く出題されます。
それぞれの大問の配点は、各20点です。小問の(1)は長文問題で、穴埋めのキーワードを選ぶ問題です。 (2)から(5)は正誤問題です。単純に正しい記述や誤った記述を選ぶ問題のほかに、A~Cの3つの文章の それぞれについて正誤を求める問題があります。正しい記述や誤った記述を選ぶ問題にくらべ、A~Cの 3つの文章の問題は、精度の高い知識が求められます。
下の表は、平成28年度第2回までの5年間の出題を、弊社テキストの章ごとに小問単位で分類したものです。 複数の章にまたがる場合は、より関係の深いほうへ分類しています。 なお、弊社の「交換」向けテキストは、「伝送交換設備及び設備管理」と「伝送」との3科目共通になって います。
章 | 分類 | 出題数 | 割合[%] |
---|---|---|---|
第1章 | 電気通信システム | 2 | 0.8 |
第2章 | 交換技術 | 13 | 5.2 |
第3章 | デジタル交換機 | 5 | 2.0 |
第4章 | 共通線信号方式 | 11 | 4.4 |
第5章 | トラヒック理論 | 18 | 7.2 |
第6章 | 伝送技術 | 2 | 0.8 |
第7章 | 光伝送 | 4 | 1.6 |
第8章 | 高速デジタル伝送技術 | 4 | 1.6 |
第9章 | 無線伝送 | 1 | 0.4 |
第10章 | ネットワーク技術 | 21 | 8.4 |
第11章 | TCP/IP | 50 | 20.0 |
第12章 | IP電話関連技術 | 50 | 20.0 |
第13章 | ネットワークサービス | 53 | 21.2 |
第14章 | 情報セキュリティ | 15 | 6.0 |
第15章 | 通信電力 | 0 | 0.0 |
第16章 | 設備管理 | 1 | 0.4 |
第17章 | 信頼性 | 0 | 0.0 |
合計 | 250 |
出題割合の経年変化は、ほとんど見られません。 多少の揺らぎはあるものの、方向性を示す変化は見られません。
この5年間の出題では、TCP/IP、IP電話関連技術、ネットワークサービスが、トップ3です。 この3テーマを合わせると、ほぼ6割です。
TCP/IPは、過去問にない出題が、少なからず見られます。 しかも問題の質が、徐々に深い知識が求められる方向へいく傾向が見られます。 そのため、TCP/IPの学習では、一歩踏み込んだ学習が求められます。
IP電話関連技術は、VoIP技術が中心です。しかし共通線信号方式の基礎知識がないと、 解答が難しい出題も見られます。共通線信号方式については、パーセンテージは低いものの、 基礎を押さえる必要があります。
ネットワークサービスの内容は、アクセス網や広域網に関する内容です。 TCP/IPやイーサネットなどのネットワークに関する知識が、前提となる話題です。
「電気通信主任技術者試験受験対策 速習講座 伝送交換設備及び設備管理」のページで説明しています。