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速習講座 線路設備及び設備管理(コース番号:131024)
電気通信主任技術者試験の専門的能力 「通信線路」の受験に必要な実力を養成する講習会です。
「通信線路」は出題範囲が広いだけでなく、専門的な内容、特に光伝送に関しては深い内容の出題が多い点が特徴です。本講習会のカリキュラムは、過去問データ ベースの分析により、ポイントを効率的に絞り込んでいます。 本講習会を受験すれば、基礎知識の習得だけでなく、効率的な 自己学習のための方向付けもできます。
本講習会の位置付けについては、電気通信主任技術者試験受験対策 コース体系をご覧ください。
コース番号 | 130064 |
コース名 | 電気通信主任技術者試験 受験対策
速習講座 |
受講料 | 105,000円(税抜) 78,750円(税抜)【早期割り引き価格】 2021年(令和3年)1月まではお申込み時期に関わらず 早期割引価格にてご提供します。 |
期間 | 2日間 |
対象者 | 線路主任技術者試験を受験される方 |
主な内容 |
【注意】「通信線路」の出題範囲は、「線路設備及び設備管理」と大きく重なっています。そのため内容は、速習講座 線路設備及び設備管理との重複が多いので、ご注意ください。 |
関連 コース |
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備考 |
お申し込み機会が限られているお客さま向けに、複数の講習会を同時にお申し込みできる セットメニューもご用意しております。 本コースのテキストは、以下の2科目向けとなっています。
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その答えは、YesでもありNoでもあります。合否の分かれ道は、過去問への取り組み方です。 「通信線路」の出題は、過去問がそのままではなく、捻りを入れてくるケースが多くあります。 特に長文問題では、その傾向が顕著です。そのため、答えを丸覚えするだけは、出題の変化に対応しきれません。 さらに新しい分野の出題もあるため、過去問だけでの学習では、取りこぼしが許されなくなります。過去問を 覚える方式は、かなり危険の大きい学習法です。確実性を高めるためには、過去問に取り組む際に、問題文の 背景まで含めて深く理解することが求められます。
本コースならば、技術的な背景の理解を深め、変化する出題にも対応する力を養えます。
通信線路の技術は、情報源が少なく、独学は容易ではありません。 大型書店ではネットワークの解説書が平積みになっていますが、 通信線路の書籍は棚に置かれていないことすらあります。 また、インターネット上の情報も、あまりありません。
光伝送に限れば、情報源は通信線路の他の分野に比べれば豊富です。しかし一歩踏み込もうとすると、 専門書を紐解かねばならないことが多くあります。専門書の中から、試験対策に必要な情報を取捨選択するのは、 簡単な作業ではありません。
したがって、通信線路の学習では、前段の調査の多くの労力を費やすことも多くなります。
弊社オリジナルテキストは、一歩踏み込んだ深い解説が特長です。本コースをご受講いただければ、 調査の労力を節約し、学習に専念できます。
「通信線路」の出題の7割前後が、光伝送関連です。光伝送では、基礎レベルではありますが、 物性物理や光学の専門用語が使われます。そのため独学では、非常につまずきやすい分野です。たとえば、 このような文章です。どこが誤りか、わかりますか。
発光素子の発光強度を強くする方法として、 クラッド層の両側にクラッド層よりもエネルギー・ギャップが小さい活性層を設けたダブルヘテロ構造があり、 この構造によって、キャリア閉じ込めと光閉じ込めの両方の効果により効率の良い発光を可能とするもので、 LDに用いた場合はしきい値電流を低減できる。
正しくは「エネルギー・ギャップが小さい」ではなく「エネルギー・ギャップが大きい」です。 なぜ大きいとキャリアと光が閉じこめられるのか、そもそもエネルギー・ギャップは何なのか、 そのような点を置き去りにして覚えようとしても、記憶には定着しにくいものです。
本コースでは、専門用語もイメージ化しやすいようにしています。イメージ化できれば、 知識の定着度が高まりまるだけでく、関連情報も吸収しやすくなります。
メタリック伝送路の分布定数回路の理論のスタートは、微分方程式です。したがって分布定数回路の理論を、 しっかり理解することは容易なことではありません。しかし、学習の目的は試験の合格であって、 理論の完全な理解ではありません。そして、難しい公式を導きだすことも、数値を公式に入れて計算するような出題は、 少なくてもこの5年間はありません。求められるのは、式の意味を理解することです。
弊社オリジナルテキストは、前提とする数学的知識を絞り込んでいる特長です。 分布定数回路の理論も試験に出た範囲に絞り込んで、話のつながりを維持したまま、公式化しています。微分方程式を見ることなく、 分布定数回路の理論を学習できます。
試験時間は、100分です。
「電気通信システム」と同時受験の場合は、合わせて180分となります。
「通信線路」の大問は、問1から問5までの5問です。それぞれの大問の配点は、各20点です。小問の(1)は長文問題で、穴埋めのキーワードを選ぶ問題です。 (2)から(5)は正誤問題です。単純に正しい記述や誤った記述を選ぶ問題のほかに、A~Cの3つの文章の それぞれについて正誤を求める問題があります。正しい記述や誤った記述を選ぶ問題にくらべ、A~Cの 3つの文章の問題は、精度の高い知識が求められます。
下の表は、平成28年度第2回までの5年間の出題を、弊社テキストの章ごとに小問単位で分類したものです。 複数の章にまたがる場合は、より関係の深いほうへ分類しています。 なお、弊社の「線路設備及び設備管理」向けテキストは、「通信線路」との2科目共通になって います。
章 | 分類 | 出題数 | 割合[%] |
---|---|---|---|
第1章 | 伝送技術 | 7 | 2.8 |
第2章 | メタリックケーブル | 25 | 10.0 |
第3章 | 光伝送 | 56 | 22.4 |
第4章 | 光ファイバ | 32 | 12.8 |
第5章 | 光デバイス | 36 | 14.4 |
第6章 | 光ケーブルの施工技術 | 57 | 22.8 |
第7章 | アクセス網 | 5 | 2.0 |
第8章 | 通信土木 | 7 | 2.8 |
第9章 | 水底線路 | 0 | 0.0 |
第10章 | 線路設備の管理 | 18 | 7.2 |
第11章 | 施工の管理 | 7 | 2.8 |
第12章 | 信頼性 | 0 | 0.0 |
第13章 | 情報セキュリティ | 0 | 0.0 |
合計 | 250 |
出題割合の経年変化は、ほとんど見られません。 多少の揺らぎはあるものの、方向性を示す変化は見られません。
この5年間の出題では、光伝送関係のテーマが、ほぼ70%です。弊社テキストでは、 第3章から第6章が、光伝送関係です。光の伝播や光ファイバの物性から、光ケーブルの施工まで、 出題範囲も広い点が特徴です。
次いで多いのは、メタリックケーブルの伝送技術です。 メタリックケーブルの伝送技術では、難解な数式が登場するので、独学の難しさはトップレベルです。
また、情報セキュリティも、施工の管理と同程度に、出題割合が比較的高い分野です。
なお「通信線路」科目の出題範囲には、「通信土木」は入っていません。 それにも拘わらず、出題比率が3%程度となっています。これは弊社テキストでは、 架空線路構造物などのテーマを「通信土木」の章で扱っているためです。ご了承ください。